朝月希和ミュージック・サロン「La Lumière ~朝の月のように~」LIVE配信

【2022-11-21】
LIVE配信感想

きわちゃん(朝月希和)が感謝の気持をこめてパフォーマンスを直接届けたいと願っていた方たちもきっと会場にいらっしゃったことでしょう。

1回きりとなってしまいましたが、お客様を招いて開催出来て本当に良かった。

そして平日だったけれどなんとかLIVE配信で同じ時間を過ごすことが出来て私も嬉しかったわ。

ディナーは用意できなかったけれど咲ちゃんおすすめの真穴みかんをお供にLIVE配信を楽しみました。

感想というより取り急ぎセットリストをここに記録しておきましょう。

幕開き、音楽とともにきわちゃんのシルエットが浮かび上がります。

そのウエストの細さにびっくり。

トップ娘役ってこれほど過酷なんだなぁ。とちょっと衝撃を受けてしまった。

明かりが点くと白いドレスに身を包んだ明るい笑顔のきわちゃん。

美し〜い!

まずはお披露目 「CITY HUNTER」の「愛よ消えないで」

娘役らしい裏声ではなく、ちょっとポップス寄りなドスを効かせたミドルボイスでの歌唱です。

ミュージックサロンには珍しい迫力あるオープニング!と思ったら一転清らかな声で 「夢の宝塚」

「ODYSSEY」の宝塚メドレーでもきわちゃんが歌ってくれた私の大好きな曲ではないですか!

出だしから色んな表現を見せるきわちゃん。

これは盛り沢山の楽しいミュージックサロンになりそうだぞ。

そら君(和希そら)、あがち(縣千)は燕尾で登場。襟元はブルーのリボンで華やかに。

あがちはオールバックで雰囲気はまるで昭和のスター。

そら君は前髪をナチュラルにおろしてポップな少年風味。

なんと対象的な二人よ。

3人のリストの 「愛の夢」 でのダンスは夢夢しく。

バックのセットにあしらわれた雪の結晶の模様もとってもきれいだわ。

ご挨拶の後はまずは花組メドレーからということで 「愛と革命の詩 アンドレア・シェニエ」の「愛こそ希望」

私にとっても思い入れの深い大好きな演目です。これは曲聞くだけで泣くわ。

スカステで見た新人公演もすばらしかったのよ。きわちゃん初ヒロインだったのよね。

【関連記事はこちら】>>>
あなたなしでは生きてゆけない「愛と革命の詩」-アンドレア・シェニエ-新人公演

「新源氏物語」の「恋の曼荼羅」 はそら君。ええ声。

次の日本物の曲はなんの曲だったのかな? 「風の次郎吉」 かしら?ちょっと演歌調であがちとコミカルに。

そしていきなり始まるテンション高いクロエのセリフ!

「MY HERO」 だ!赤坂ACTシアター観に行ったな~。

このクロエでこんなに芝居が巧いんだ!ってきわちゃんのこと大好きになったのよ。

キキちゃん(芹香斗亜)のパートをそら君が歌うのなんだか胸熱だ。

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「MY HERO」観劇感想

緑のドレスに着替えて 「マスカレード・ホテル」

ほんと音楽学校受験の思い出にも重なるような曲。

「Music Revolution!」の「Love Revolution!」 をそら君が歌うの新鮮だわ。

3人で歌い踊る時の表情が豊かで楽しい。

「会いに行きたや東山~」って歌うのは 「誠の群像」 だっけ。きわちゃんの芸者姿は天下一品だよね。

「はばたけ黄金の翼よ」の「Maria Mari」 は酒場の女に身を落としたロドミアの歌。初演の時からすごく好きな曲。

こういう情の深い女性を演じるきわちゃんが大好き。

あがちとデュエットはシャンソン 「凱旋門」の「待ちましょう」

そうだった、この時二人は恋仲だった。

そこから再び 「CITY HUNTER」の「WONDERLAND」

新人公演の冴羽獠とですね。この曲好きだなぁ。嬉しい!

そら君とのデュエットは 「シルクロード」の「夢幻蜃気楼」

大好きな場面。これもすごく嬉しい!

そして3人で 「Gato Bonito!!」のピアノの場面の歌 はわちゃわちゃと超キュート。

選曲、ホント神だわ!

トークタイムでは同期のそら君がひらめはすぐ焦る。音楽学校の頃から変わってない。って言ってましたが、そうなの?

そしたら翌々日スカステで見た壮一帆ディナーショーに研2のひらめちゃんが出演していて壮さんに「いつも焦っちゃうんだよね~」みたいなこと言われてました。

知らなかった。そんなふうには全然見えなかったよ。

あがちソロは 「黒いオルフェ」

赤系のベロアのスーツはダスカの衣装かしら?

そこからそら君と赤いセクシーなドレスのきわちゃんが登場して3人でタンゴのダンスシーン。

振付は三井聡先生!

もう素晴らしかった!

ヒップをツンとさせたきわちゃんのダンスが好き!

そうそう、三井先生といえば「ODYSSEY」のニューヨークの場面でも振付をされていますが、この時のきわちゃんもヒップをツンとさせてましたよね。

配信を見たときはオーバースカートが後ろに膨らんでバッスルになっているのかと思ってたのですが、円盤で見たら特に膨らんでないただのチュール?を巻いているだけだった。

つまり、きわちゃん自身がそのオーバースカートの後ろをツンと強調して踊っていたのだ。

トークで音楽学校入学前はバレエしかやってなくて簡単なジャズステップも出来なかったってお話していたきわちゃん。

確かにクラシックバレエはすべての踊りの基礎ではあるけれどバレリーナ特有の癖などは微塵も見せず、粋なジャズダンスやタンゴも見事にこなしてて素晴らしい。きわちゃんのダンス大好き!

そら君ソロは 「ひとかけらの勇気」

「スカーレット・ピンパーネル」は二人の初舞台だね。

お着替えしたきわちゃん。三つ編みダウンスタイルも可愛い!ラプンツェルみたい。

髪にもイヤリングにも小さな白い花があしらわれていて、もしかして「CITY HUNTER」のホトトギスかしら?

「レビュー・明日への希望」 は花組みきちゃん(真矢みき)の「ザッツ・レビュー」の曲だわ。作品はうむむでしたがいい曲。

不要不急だなんてやり玉に上げられたけれど、エンタメはまさに明日への希望なんだよ。今のご時世で本当に身にしみる歌だわ。

ラストはきわちゃん作詞の 「朝の月」

モノローグから始まるのだけれど、そこが本当に巧いの。

そして吉田優子先生作曲の優しいメロディがきわちゃんの綺麗な声を引き出していてとても似合っている。

お芝居の上手い人の歌というのは単なるウタウマの技術以上に胸を打つものがあると思うのよ。

アンコールでの雰囲気がまるでオードリー・ヘップバーンみたい!って思ってたら「麗しのサブリナ」の時の衣装なのね。

私ここから観劇を再開させたのだ。その頃はまだきわちゃんのこと知らなかったけれど、あの舞台にも立っていたのね。

歌は 「グレイテスト・ショーマン」の「Never Enough」 を中音域で力強く。

きわちゃん最後までチャレンジングだわ。凄いなぁ。

花組でいっぱい研鑽を積んで雪組への組替え。その後もなぜか花組と行ったり来たり。

けっして一本道ではないまさに山あり谷ありの宝塚人生をひたむきに歩み、そうして得た色んな姿を堪能出来た楽しいミューサロでした。

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